中学生・高校生のためのむし歯予防
お母さんの手が離れた今が危ない!
小学生の時とは生活習慣が変わります。
永久歯の組織が安定して、むし歯になりにくくなるには、生えてから2~3年はかかります。
最後に永久歯が生えてくるのはだいたい12才頃。つまり15歳までは非常にむし歯になりやすい時期になります。
年齢別のむし歯の割合を見ていくと、
12才で41.6%、13才で44.4%、14才で47.8%、そして15才では50.6%と年々増加しています。
永久歯の生え変わりの際に一時的に数値は減少しますが、むし歯の発生率はその後増え続けます。
12歳で一人あたりの永久歯のむし歯は、1.05です。それが、15歳~19歳では、3.2本 20歳~24歳では5.9本と保護者の方が今まで守ってきた子どもたちの白い歯が確実にむし歯に侵され始めています。(文部科学省学校保健統計調査より)
一度削った歯は、再びむし歯になる可能性が高く、何度も治療を繰り返す事になります
修復物で補う事のできなくなった歯は、治療が不可能になり最終的には歯を抜かなくてはなりません。
歯肉炎
10歳~14歳では45.3%、15歳~19歳では69.1%の人に歯肉の病気が見られます。(厚生労働省歯科疾患実態調査より)
大きな特徴はむし歯のような痛みがありませんので、気がつかないうちにかかり進行していきます。
むし歯は、自分で治す事ができない病気ですが、歯肉炎は自分で治す事ができる病気です。
進行すると噛むことができなくなり最終的には歯を抜かなくてはなりません。
ジュニアクラブとは
原歯科医院のジュニアクラブとは、中学生・高校生のための予防プログラムです。
一生自分の歯で食べるには、中学生のときに予防方法を身につけることがとても重要です。
しかし、この時期のお子さんに口うるさく言っても煙たがられるだけかもしれません。反抗されイライラするだけかもしれません。
「原歯科医院にクリーニングに行っておいで~」
どうぞこの言葉をお子さんに伝え、予防のプロにお任せください。