思春期は口腔内にとって難しい時期
中高生いわゆる思春期は、身体・心の変化とともに生活環境が大きく変わる時期です。そのため、口腔内の状況も大きく変わり、問題が多発するのもこの時期です。思春期に増加するむし歯、歯肉炎、不正咬合、顎関節症を予防歯科で一緒に考えていきましょう。
例えば、影響を与えそうな事柄のいくつかを挙げてみます。
〇塾や夜遅くまでの勉強で食事が不規則
〇飲み物を自分で購入するために甘味飲料や酸性飲料を多くとる
〇就寝時刻が遅くなり、夜食の摂取が多くなり、朝食の欠食が多くなりがち
〇運動時にスポーツ飲料をよく飲む
〇痩せたいという気持ちから、一食当たりの量を減らすために間食が増え、チョコチョコ食べになってなってしまう
〇親の干渉に逆らいがちで言うことをきかない
〇第二大臼歯 第三大臼歯の萌出による、歯列・咬合の変化
〇頬づえ、片側噛みなどの習慣性の癖
保護者の管理から離れ、子ども同士の時間が多くなるジュニアの時期。生活行動が自律してくるジュニアの時期は、口腔内ケアに対する関心が低下してしまったりします。だから、思春期前までに子ども自身の健康意識を養い、家庭での口腔衛生習慣や定期的な歯科受診が日常生活に定着するようにしておきたいものです。
親離れの時期だからこそ、専門家である他人のアドバイスなら聞くいうこともあるかもしれません。『原歯科医院にクリーニングに行ってらっしゃい』と、保護者の協力による声掛けを期待しています。
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ドクタープロフィール
原歯科医院 院長
原 英次
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